
チーズプロフェッショナル協会(C.P.A.)では毎年コンテチーズ生産者協会とコラボしてC.P.A.会員によるコンテプロモーションを行っています。
コンテは、フランス東部のジュラ山脈一帯で1000年以上も前からつくり続けられているフランスを代表する熟成ハードチーズ。
添加物を一切使わず、職人が丹精こめてつくるコンテは、つくられた季節や地域、職人技、熟成期間などによって、ひとつひとつ異なる個性を持つのが特長です。
その限りなく豊かな風味とナチュラルな味わいは、フランスのみならず世界で広く愛され、フランス産AOP(原産地呼称保護)認定チーズの中でNo.1の生産量を誇ります。
http://www.comte.jp/
2025年もコンテを愛する全国のC.P.A.会員がプロモーションを行い、その成果をレポートしてくださいました。(プロモーション期間:2025年7月~2025年11月24日)集められたレポートをもとにコンテチーズ生産者協会日本連絡事務所とチーズプロフェッショナル協会による厳正な審査を行い、栄誉ある コンテ ベスト5プロモーター を決定いたしました。5名の方が実施したプロモーション(一部抜粋)をご紹介いたします。

Comté Best5 Promoters
小林 雅さん
①京都のチーズ屋さんプチシャレ(販売プロモーション)
②洛北阪急スクエア(販売プロモーション)
③コンテセミナー(セミナープロモーション)
<実施内容・感想>
2週間にわたりコンテの販売促進として8ヶ月・12ヶ月・18ヶ月熟成のコンテを食べ比べできるセットを作り、期間限定で販売。期間中の3日間は、洛北阪急スクエアにも出店し、商業施設でもコンテの魅力を多くの方にお伝えするプロモーションを実施しました。また別日に「コンテセミナー」を開催。8ヶ月・12ヶ月・24ヶ月熟成のコンテを食べ比べながら、クミン・わさび醤油・七味・豆豉辣油といったスパイスを加えた新しい味わい方を体験していただきました。さらに、3種類のタイプの異なる日本酒とのマリアージュもお楽しみいただき、コンテの美味しさの奥深さを感じていただけるセミナーをおこないました。
今回、初めてコンテだけをテーマにしたセミナーを開催いたしました。私自身も改めてコンテの奥深さを学ぶ機会となり、とても貴重な時間となりましたとともに新たなコンテファンを増やすことができたことを嬉しく思います。コンテは本当に美味しく、好き嫌いの少ないチーズ。多くの方に親しまれ、愛されるチーズであることを今回のセミナーを通して再確認いたしました。


Comté Best5 Promoters
角田 しのさん
パンシノン(サロンプロモーション)
<実施内容とコメント>
フランスで一番人気のコンテをワイン以外の飲み物で合わせるペア
8か月は浅煎りの酸味の効いたアイスコーヒーとの相性が良く、12〜14ヶ月と18ヶ月はアンコール度数の高いマールドブルゴーニュとの相性が良く24ヶ月には本みりんとの相性が大変好評でした。チーズとワインとパンの鉄板の相性の概念を取り払う会となり、好評を頂きました。コンテは包容力のあるチーズだからなのだと思います。


Comté Best5 Promoters
広岡 ちさとさん
① ティーサロン月と星(サロンプロモーション)
② カルチャーセンター小倉駅前校(セミナープロモーション)
<実施内容とコメント>
①コンテの熟成違いを中国茶のタイプ違いと合わせる試み。C.P.A.をはじめ、いろいろな飲食店が最近はいろんな飲み物とチーズとの組み合わせを提案していますが、「チーズには(赤)ワインでしょう?」というイメージがやはり根強いと感じています。そこで「中国茶の世界のヒト」にチーズとの出会いがどのように刺さるのか?にトライしてみました。中国茶の先生がチーズとお茶の組み合わせに大変感動してくださって、前菜的にコンテをアレンジしたものを加えたらどうかと積極的に関心を示していただきました。前もって試食打ち合わせも十分行い準備したので、初めての、特に中国茶生徒さんには大変好評でした。日ごろプロモーション場所に苦労する私に心強い味方ができました。コンテの切り口は様々あるので、また来年の企画につなげたいです。
②参加者の中にオーセンティックバーでシェリーに力を入れている方、日本酒バーの方々がいらっしゃったのをヒントに、飲食店の方に参考になりそうなレシピでコンテを合わせてみる、などを考えました。コンテのリーフレットに掲載されている『コンテのハーブオイル漬け』もお出ししました。また、シェリーのアモンティリャードはスープに合わせるのが定番と言われているので、夏の開催に合わせてアモンティリャードを隠し味にしたガスパチョにコンテをトッピングする、というアイディアを試してみました。飲食店で提供できそうな形でメニュー提案することを心がけていますが、実際のことを考えると提供しづらいお店もあるようです。日本酒バーの方々は、それでもコンテを始めとして、ご自分でも選べるようになっています。このコンテプロモーションによって、コンテの「熟成違い」には注目してもらえるようになったと思います。


Comté Best5 Promoters
福井 富士子さん
テレビ岩手アカデミー「ワイン塾」(セミナープロモーション)
<実施内容とコメント>
昼・夜クラスに集まるワイン塾の1コマで、ワイン愛好家や飲食店経営者、ホテル・サービス業勤務、お料理の先生などを対象にコンテセミナーを実施しました。テーマは「コンテと楽しむフランスワイン」。
AOPチーズ消費量No1のコンテ。フランス人の愛する「コンテ」をもっと楽しんでいただくためにコンテの基本的知識、コンテによく合う副食材、コンテの素敵な盛り付け方、コンテの料理活用法などをレクチャーしました。5種のフランスワインとともに熟成違いの4種のコンテチーズのペアリングも楽しんでいただきました。コンテチーズの特性を生かしたチーズカットの種類もレクチャーした。
参加した方全員が、コンテの大ファンになったと思います。ミルクの質がそのままチーズの味に反映するコンテ。まず食べていたいただくことが一番かと考えていましたので今回、まさにその美味しさを知っていただき、感動していただいたことは大きな喜びでした。さらにコンテの魅力を深く知っていただくために、「熟成違いの楽しさ」「チーズカットの楽しさ」をお伝えしました。大きなハードチーズだからこその熟成とチーズカット。コンテを通じ、食卓をもっと素敵に彩り、会話を弾ませることができるヒントとなったと思います。今回のセミナーを受講していただいたことによって、今年のクリスマスや年末年始の多くの食卓でコンテを楽しんでいただき、「コンテから生まれた笑顔」が広まると思います。美味しさと幸せを生むコンテを知っていただけたことも大きな成果だと思った。コンテセミナーをプロモーションしていただき、ありがとうございました。

Comté Best5 Promoters
森本 直子さん
覚王山チーズサロン(サロンプロモーション)
<実施内容とコメント>
コンテについての歴史や製法、テロワールについての基本情報、製造時期や熟成期間による外観や風味の違いなど、コンテの美味しさの秘密についてお話しさせていただいたあと、まずはコンテの熟成期間違い4種食べ比べ、そしてコンテの料理へのアレンジ。さまざまな調理法を使い、季節の食材とともにアミューズからデザートまで、コンテの汎用性の素晴らしさを実際に体験していただきました。
コンテに合わせジュラ地方のワインをメインにペアリングも楽しんでいただきました。そして今回のセミナーのドレスコードはサムシングコンテグリーンで!
みなさま、思い思いのコンテグリーンをファッションに取り入れご参加くださいました。
念願であったサムシングコンテグリーンを身につけて集まってくださったたくさんのお客様とともに、私自身大好きなコンテを学び楽しむことができ、大変有意義な時間となりました。最後にみなさんでコンテのCポーズで記念撮影!みなさん、美味しいコンテに大満足でとても素敵な笑顔溢れる1枚となりました。コンテは熟成期間や製造時期により、本当にさまざまな表情をみせてくれるので、そのまま食べるのはもちろんのこと、アレンジのバリエーションも無限にあり、料理のレシピも尽きません。ぜひこれからもセミナーやSNSなどを通し、コンテの魅力をひとりでも多くの方にお伝えできるよう頑張ってまいりたいと思います。

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コンテ ベストプロモーターに選出された5名の方には、コンテチーズ生産者協会から素敵なプレゼントが贈られます。
ほかにも多くの会員がチーズショップ、レストラン、チーズスクール、オンラインセミナーなどなど、様々な企画でコンテの魅力を発信しました。
みんな心からコンテを愛しているから、参加された人たちにも伝わりますね。
プロモーションが終わってもコンテを愛し続けましょう!
<協力>
コンテチーズ生産者協会 日本連絡事務所
http://www.comte.jp/
