フロマ爺のチーズちょっといい話

サンドイッチと鉄火巻の共通点

2011年1月4日掲載

パンにあり合わせのものをはさんで食べるのは、かつては、貧しい人達の定番だったのですが、あるきっかけで、これが上流階級のスナックにもなったというお話。17世紀の中ごろイギリスに、ジョン・モンタギュー・サドウイッチという、カード賭博狂の伯爵様がいて、賭け事に熱中のあまり、食事の時間を惜しみ、パンにローストビーフなどをはさんだ物をつくらせた。それで、この簡単なスナックがサンドイッチの名で上流階級にもひろがっていったのです。

その後数々のバリエーションが生まれる。1910年にパリのオペラ座の近くのカフェで、夜遊びの人の夜食に考え出されたいわれるのが、クロック・ムッシュー(Croque-monsiur)とうホットサンドです。

クロックとはカリカリっと噛む音のことだから、わたしゃカリカリおじさんっていってます。

これは、パンにグリュイエールチーズとハムをはさみ、フライパンで焼きますが、焼く時は澄ましバターを使うのが正統です。

1927年にフランスの美食のプリンスに選ばれた、作家のキュルノンスキーが好んクロック・ムッシュを紹介しましょう。

ロックフォールに無塩バターを3割りくらい混ぜて練り、パンに厚めに塗って、ハムをのてパンではさみ溶かしバターのフライパンで両面こんがり焼く。ちょっと贅沢なカリカリおじさんです。

鉄火巻

今日はこれでおしまい。え?鉄火巻はどうなったかって。ごめん、ちょっと話し込み過ぎで忘れてました。明治のはじめ頃、ある寿司屋に賭博場からマグロのノリ巻きの注文が相次いだ。賭場は鉄火場だから鉄火巻とした。花札賭博では飯が指につかないノリ巻きでなくてはいけないのです。どちらも賭博場で生まれたスナックなのです。